レベル - ELLCI- Giappone

レベル

LEVELS

当校のイタリア語コースおよび修了証のレベルは、6レベルに分類されるヨーロッパ言語共通参照枠(QCER)に準じています。
– A1, 学習を始めたばかりの方・初学者
– A2, 学習を継続中の方・初級者
– B1, 習得しつつある方・中級者
– B2, 実務に対応できる方・準上級者
– C1, 優れた言語運用能力を有する方・上級者
– C2, 母語話者と遜色のない熟練者

本校の提供するコース構成および教育内容は、QCERによる指導要領に基づいたものとなっています。

ELLCIのイタリア語コースは、初心者から上級者まで、あらゆるレベルの受講が可能です。

QCERによれば、1つのレベルから次のレベルに移行するためには目安として、指導者のもとで約100時間学習することが必要とされています。例えば、初心者はレベルA1に到達する準備をするために、約100時間の授業および監督付きの学習が求められるでしょう。

但し、希望するイタリア語のレベル到達までに必要とされる時間に関しては、これまで習得した言語レベル、母国語、学習の集中度、学習量および授業外での活用機会といった、様々な要因が影響し得ます。

レベル学習者の能力
A1日常生活における具体的な用件の遂行を果たすための表現や基本的なフレーズを理解し使用できる。自分自身や第三者を人に紹介したり、住んでいる場所、知っている人、持っている物などの個人的な事柄について質問したり答えたりできる。聞き手が理解しやすいように、ゆっくりと明瞭に話してくれる相手と、簡単なコミュニケーションが図れる。
A2当面の重要な出来事や事柄(例:基本的な個人情報や家族の情報、買い物、地元の地理、仕事など)に関する文章や頻繁に使用される表現を理解できる。身近で習慣性のある事柄をめぐって簡単な情報交換が求められるような、日々繰り返される単純な活動に関して話し合える。簡単な用語で、自分の経歴や現在置かれている環境について語り、いま必要としていることなどを表現できる。
B1学校や余暇などの身近な話題に関する主旨を理解することができる。学習中の言語を使用する国の旅行中に起こり得る出来事の大半に対処できる。身近な事柄、または個人的に興味のある話題に関連する簡単な文を作成することができる。自分の経験や出来事、夢、希望、抱負について表現できる。自分の考えや計画に関する根拠を、簡単に説明できる。
B2具体的および抽象的な話題に関する複雑な文章の主旨を把握し、自身の専門分野における専門性の高い議論を理解できる。対話者に努力を強いることなく、ネイティブ・スピーカーとの自然な交流を可能にする、ある程度の流暢さと自発性を持って会話に対応できる。広範囲の題材について詳しく明確な文章を書くことができ、様々な問題に関して、想定し得る利点と不利な点を提示しつつ自身の観点を説明できる。
C1広範囲の題材に関する複雑な長文を理解し、行間に秘められた意味も汲み取ることができる。流暢かつ自然に自己表現できる。社会において、または仕事や学問の場において、柔軟かつ効果的に言語を操ることができる。テキストの構造を明確に把握し、接続表現や結束表現を自在に駆使しつつ、複雑な話題について詳細かつ明確で、よく構成された文章を作成できる。
C2あらゆる題材について、聴解・読解を容易にこなすことができる。様々な情報源から読み聞きしたことを要約し、論議されている話題を首尾一貫した論旨で再構築できる。複雑な状況においても、微妙な意味の差異を捉えつつ、正確な表現で流暢かつ自発的に考えを述べることができる。